「目標」と「目的」のちがい…
「目標」と「目的」よく似ている言葉ですが、実は大きな違いが有ります…。
この先を読み進める前に、是非ご自分なりの「目標」と「目的」の言葉の意味を考えてみて下さい…。
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よろしいでしょうか?
話しとしては“勉強”に関してなのですが、少々分かりにくいので“スポーツ”を例にして記していきます。
例えば、野球部に所属しているA君、
目標は、“県大会優勝”“打率3割”“ホームラン5本”…
というように、すべて“数字で評価できるもの”になっています。
“県大会優勝まであと2勝足らなかった”“打率は3割2分達成”“ホームランは1本しか打てなかった”…。
したがって、誰もが同じように達成度を評価する事が出来ます。
では目的はというと、“野球を通じて連帯感を学びたい”“精神力の養成”“同じ目標の仲間との協調性や友情を育みたい”…
どうでしょうか、これらは数字で評価する事は無理があります。
また、どれもが“否定することが出来ない美辞麗句になっている”ということです。
“県大会優勝”という目標が有るからこそ、モチベーションが保てて毎日の厳しい練習にも耐えられるのではないでしょうか?
決して「目的」からモチベーションが上がるとは思えません…。
では、いよいよ「勉強」での話しに移りましょう。
目標は“今度の期末テストで400点以上”“学年順位10番以内”“過去最高の点数”…
やはり達成度をすべて数字で評価できますね。
次に勉強の目的…、少し言葉を添えて“勉強する目的は…”を考えてみましょう。
おそらく、“幸せな人生を送るため”“将来のため”“人の役に立ちたい”…
やはり、否定できない美辞麗句が並びます。
「幸せな人生を送るために僕は勉強するんだ…!!」なんて思える中学生・高校生は、おそらく皆無に等しいと思います。
やはり、目先の目標が有って初めてモチベーションが上がるのではないですか?
親であれば誰でも我が子の幸せを願っています。
だからこそ勉強してほしいと思っています。
勉強するには「目標」が絶対必要です。
出来れば「目先の目標」と「暫く先の目標」を持ち合わせると良いでしょう。
目標が決まったら、結果が出るたびに“検証”する癖をつけてほしいです。
達成できた場合は何が良かったか、逆に達成できなかった場合は何が原因なのか…。
このことの繰り返しで大きく成長する筈です。
いつも「目標」と「目的」を意識して勉強してください!